猫とワタシ

PEARLの日記

今日はどんなうれしいことを発見するかしら?

この記事のみを表示する燕子花

アート

IMG_1088_Fotor.jpg

今年もまた眼福という一語に尽きる
景色を我が目で拝む感謝の日。

過去3回、毎年この時期を狙って
根津美術館を訪れているが、
その年によって微妙に燕子花の
咲き具合は違っている。
それでも感動するからこそ、
また観に来たわけだが、
今回の美しさは格別であった。
天気も快晴で、たぶん、本当に
これ以上ないという一番良い日に
観に来られたのだと思う。
鮮やかな紫色が目に入ってきた瞬間
息を飲み、その美しさに胸を打たれた。
美術館を後にしても、その光景が
頭から離れず、しばらく他のことが
考えられないぐらいであった。
この圧倒的な感動を伝えるには
写真や言葉だけでは到底足りない。
実物を見て欲しい。

そして、尾形光琳の”燕子花図屏風”に
「また会えましたね。」
と心の中でご挨拶。
何度観ても好いものは好い。


IMG_1093_Fotor.jpg








この記事のみを表示するサヴィニャック パリにかけたポスターの魔法

アート

練馬美術館で開催中のサヴィニャック展を
観に行った。
会期が明後日までということもあり、
平日にも関わらず混雑している。

サヴィニャックは、としまえんのプールの
広告や森永ミルクチョコレートのポスターも
描いていて、もしかするとどこかで知らずに
目にしているのかもしれないという
懐かしさがある。
カラフルで、わかりやすく親しみの持てる
風合いのデザインがとても魅力的。
指差しのポスターが多いことから、
会場ではサヴィニャックの指差し画を
取り出して作った看板が観覧順を
案内してくれるのが良かった。

入り口に申し訳程度にあるグッズ売り場は
大盛況。
練馬美術館で売られているポストカードの
品質をもうちょっと何とかして欲しいと
思うのは私だけだろうか。
印刷のせいなのかなんなのか、ホンモノとの
差があり過ぎる。
だが、まぁ実物の良さはこの目に焼き付けて
おけば良いかと、またこんなの買っちゃうし。。。

IMG_0983.jpg



この記事のみを表示する白寿を生きる絵師

アート

_DSC5429_Fotor.jpg

何年か前、バレエで知り合った友達が
こう言っていた。

「私、堀文子さんが好きで、彼女の
”群れない、慣れない、頼らない”
という言葉をモットーにしているの。」

当時私は恥ずかしながら堀文子さんのことを
存じ上げなかったのだが、この言葉の中でも
とりわけ”群れない”という言葉が印象に残り、
白洲正子さんのような芯のある独立心の強い
女性、そんなイメージで堀文子さんのことを
捉えていた。
そして、友人が憧れるぐらいだからそれは
素晴らしい人なのだろうな、と思うにとどまり、
なぜかその時はそれ以上興味を持たなかった。

数年後、

「神奈川県立美術館へ春の散歩に出掛けませんか?」

と別の友人から誘いを受け、美術館で開催中の
催しを調べた時、堀文子という名前を見て、
その時のことを思い出した私は「行きます!」と
即決した。

そして本日がその散歩の日。
「白寿記念・堀文子展」で初めてその日本画を
この目で観た。
色彩豊かでどこか控えめに女性らしい
感性を思わせる絵画に心は浮き立ち、
その横に添えられた殊更しなやかな言葉を
読むたびに脳が痺れるようだった。

特に印象的だったのがこの言葉。

「死が生涯の華々しい収穫の時だという事を、
ひまわりから学んだあの日を私は忘れない。」

”死が生涯の華々しい収穫の時”

これほどたくましく生命力に溢れた言葉が
あるだろうか。
それは隣に掲げられた「終わり」と題する
ひまわりの絵画から発せられるものと
合わさって、私の心を捉えて離さないのだった。

堀文子さんはインタビューで
描く前はいつも不安だとおっしゃる。
白寿を生きる絵師の言葉の重いこと。
重くても抑えつけるものではない。
元気が出る。
勇気が湧く。
堀文子さんが不安の中で見出しているであろう
自由を感じさせてくれる。
あぁ、私は虜になったと思った。

誠に見応えのある展覧会であった。

IMG_0843_Fotor.jpg 



この記事のみを表示するブリューゲル展 画家家族150年の系譜

アート

私は花粉症ではないはずだが、
クシャミが出るし目も痒い。
もし、もしもそうならどうかどうか
今の程度で済んでおくれ。
晴れ渡った気持ちの良い日に
そんなことを思いながら、朝一番に
東京都美術館へブリューゲル展を
観に行った。

空いてる!
都美がこんなに空いているのって
初めてかも!!
そして、今回は石田彰さんがナビを
務めるということで音声ガイドを装着。
気持ちが落ち着く石田氏の美声を
聴きながら絵を観ていく。

バベルの塔で有名なブリューゲルは
代々続く画家一族で、それぞれが
才能溢れる画家であった。
祖であるピーテル・ブリューゲル一世から
始まり長男、次男、孫・・・と、どの人が
書いたのかが一目でわかるように、
全ての絵には簡単な家系図が解説と一緒に
展示されているのだった。


IMG_0770_Fotor.jpg

やはりお花の絵が華やかで発色美しく
素晴らしかった。
何枚も描かれているこの花の絵を
一同に集めた部屋が圧巻。
まるで絵の中の花々から良い香りが
漂ってくるようで、音声ガイドの中にある
リュートの調べを何度も聴きながら
しばらく佇んでいた。

空いていたので、気に入った絵があれば
誰に追い立てられることもなく
好きなだけ観ていられたし、ストレス無く
じっくりと絵画を堪能できて最高だった。
いつもこうだと良いのに・・・。



この記事のみを表示する運慶展

アート

IMG_4912_Fotor.jpg

東京国立博物館で開催中の『運慶展』を
観に行った。
ずっと雨続きな上に週末はまた台風の予報。
今日は貴重な晴れ間である。
考えることは皆同じなのか、人出も多く、
平日にも関わらず混雑していた。

なんとなく無性に喝を入れて欲しい気分の
私にはうってつけの展覧会だと思って
行ったのだが、睨まれれば睨まれるほど
怒った仁王様の顔を見れば見るほど
惚れ惚れしてしまい、しかも怒りを湛えた
お顔の中に慈愛を感じて離れがたいような
気持ちになるのだった。

一緒に行った友人が、仏像と”同調する”ことを
教えてくれ、最初はうまく出来なかったけれど
そのうち何となくだけれどその感覚が
捉えられる瞬間があったりして、そんなことも
面白かった。