猫とワタシ

PEARLの日記

今日はどんなうれしいことを発見するかしら?

この記事のみを表示するハンブルク・バレエ団 『ガラ公演 ジョン・ノイマイヤーの世界』

バレエ

IMG_0604_Fotor.jpg

なんでこんなに良いのかな。
放心状態になるぐらい心を掴まれる
ことなんて滅多にないのに。

ノイマイヤー自身の声を聴き、
その意味を受け止めてから観るのが
素晴らしかった。
特にこのセリフはどうしても
バレエを好きな理由そのものであり、

かけがえがない。

「ダンスの世界は激務であり、
栄光を味わうこともあれば、
挫折感に打ちのめされることもある。

また魅惑の世界であり、
献身の世界であり、
無条件に全身全霊を傾けることを
つねに求められる世界でもある。

けれどもそのダンスの世界を、
私は負担に感じたことはないし、
この芸術が犠牲を求めるものだとも
感じたことはない。

ダンスとは、愛するがゆえに行う仕事なのだ。」


最後のマーラー”愛が私に語りかけるもの”は
どうしてこうも泣けるのか。
シルヴィア・アッツォーニは、ようやく
巡り会えたダンサーにちがいないと思う。


東京文化会館
1階13列33番

(プログラムは追記に記載)


この記事のみを表示するハンブルク・バレエ団 『椿姫』

バレエ

ジョン・ノイマイヤー振付の「椿姫」は
一番と言っても良いぐらい好きな演目。
そのせいか、個人の拘りが強過ぎて
なかなか満足できないという悲しさ。

本日の配役は

マルグリット: アリーナ・コジョカル
アルマン: アレクサンドル・トルーシュ
公爵: ダリオ・フランコーニ
マノン: シルヴィア・アッツォーニ
デ・グリュー: アレクサンドル・リアブコ
プリュダンス: 菅井円加

コジョカルは大物女優の風格。
他を圧倒する演技力で貫禄十分。
だいぶイメージが変わった気がする。
けれど今日の踊りは私の好みじゃなかった。
それこそもう少し情緒が欲しい。
初日の大絶賛を聞いたため期待しすぎたか、
それとも私がただ欲しがりなだけなのか。

その一方で心を掴んで離さなかったのは
マノン組。
特に3幕・・・言葉にはならない。
見て、としか言えない。
余韻はマノンによるものであった。
アッツォーニとリアブコの「椿姫」も
観てみたい。


東京文化会館
1階17列8番



この記事のみを表示するKバレエカンパニー 『くるみ割り人形』

バレエ



クリスマスの時期に「くるみ割り人形」を
観ると気分が上がる。
今年はKバレエの公演を観に行った。

メインキャストは中村祥子さんと遅沢佑介さん。
中村祥子さんは安定の金平糖。
こういう可愛らしい踊りをどんな風に踊るのか
楽しみだったけれど、ホント、素晴らしかった。

「くるみ割り人形」で私が勝手に拘るシーンが
くるみ割り人形が王子の姿に変わるところ。
このシーンがグッとくる演出だと最高!
しかし、今までいろーんなパターンを
観てきたけれど、なかなか満足できるものに
お目にかかれない。
文句なしと思えたこと、実は無いんじゃないかしら。
今回の熊川版も私的にはイマイチだったなぁ。
もっと劇的にして欲しい。。。

1幕はオースティンの映画を観ているみたいで
衣装も舞台装置も素敵だった。
場面展開の仕方も面白くてさすがだなぁ。

雪のシーンは降ってくる雪の量がすごくて、
いっつもあんななの?と一緒に行った友達と
話したほどだった。

ネズミたちとおもちゃの兵隊の戦いの場面も
可愛い、楽しい、面白かった。
チーズ爆弾の威力に笑う。
ネズミの王様がお菓子の国で牢屋に
入れられてしまうところは切なかった。
思わず「かわいそう」と呟く。

2幕の人形たちの踊りはどれも素敵だったけれど、
一番好きなのは”あし笛の踊り”。
振付がなんとも言えず可愛らしい。

若手ダンサーたち大活躍でエネルギーが
ほとばしる活気溢れる舞台。
中村祥子さんが、はみ出すエネルギーを
見事ひとまとめにして治めてみせたという
感じに見えたかな。

チャイコフスキーの音楽も何度聞いても
いいし、「くるみ割り人形」は本当に好き。
久しぶりに踊りたい気分になった。
誘ってくれた友人に感謝。


この記事のみを表示するベジャール・セレブレーション

バレエ

モーリス・ベジャール・バレエ団と
東京バレエ団の特別合同ガラ公演
「ベジャール・セレブレーション」。

演目は
第一部 「テム・エ・ヴァリアシオン」
第二部 「ベジャール・セレブレーション」。
(詳細は追記に記載)

ベジャールの世界にどっぷり浸かって堪能。

キャスティングの関係で「魔笛」では見ることが
叶わなかったエリザベット・ロスの人間味溢れる
魅力的な踊りがたくさん見られて嬉しかった。

東京バレエ団の木村氏の踊りも相変わらずステキ。

先日の「魔笛」で素晴らしかったスン・ジャユン。
やっぱりいいかも。
今後注目していよう。

「バクチ」のカテリーナ・シャルキナと
ファブリス・ガララーグが本当に美しい。
「バクチ」は振付の面白さというのも
有るけれど、あのシャルキナの抜群のスタイルが
これほど映える踊りもないんじゃないかしら。

感動的なフィナーレの演出にも大満足。
言葉にするのは難しいが、やっぱりベジャールの
世界観は好きだなぁと再認識した公演だった。


東京文化会館大ホール
2階1列16番



この記事のみを表示する「魔笛」モーリス・ベジャール・バレエ団

バレエ

私の初めてのベジャール体験は中学生の時。
演目は「魔笛」と「エロス・タナトス」。
テレビの画面に釘付けになってその世界に浸った。
ベジャールの作品は哲学的で、中学生には
難しいところもあったと思うのだが、
そんなことはどうでも良かった。
なにせ、伝わるものの迫力が凄まじかったから。
何だか分からないけれどものすごい引力で
引き込まれる世界観が、それまで見ていた
バレエとは全く違っていた。
そして、こんなにも美しい肉体を持つ人たちが
世の中には存在するのか、という忘れもしない衝撃。

「少女漫画に出てくる王子様って
実在するものだったのね」

タミーノ役のミシェル・ガスカールを見て
そんな風に思ったものだ。
私の記憶では「魔笛」は、NHKで何度も
放送されたのでその度に見て、翌日は学校で
仲の良かったバレエ好きの子達となかなか言葉では
表現できない感動を言い合った。

そんな私にとって忘れられない作品「魔笛」を
引っ提げてのモーリス・ベジャール・バレエ団
来日公演。
見るのはその中学生の時以来である。
しかも今回は生で観ることができる!
強烈に脳裏に記憶されているものを壊されないか
という不安もありつつ、楽しみにしていた。

久しぶりのベジャール。
時には懐かしく、時には新鮮に。
やっぱりいいなぁ。
大好き!
胸が熱くなってしまった。
録音だけどベルリン・フィルの音楽を
聞いているだけでウットリだし、
何だか言いたいことがありすぎて
ほんと、言葉にならない。

来週は「ベジャール・セレブレーション」。
最初は見に行くつもりじゃなかったけれど
聞いたらすごく良い席が取れそうだったので
つい買っちゃった。
20世紀バレエ団だった頃のベジャールの作品は
心を掴んで離さないものばかりだし、
なかなか観る機会は無いのだから。


東京文化会館大ホール
1階10列31番

IMG_0093_Fotor.jpg