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猫とワタシ

PEARLの日記

日々の何げない事柄に潜む、讃えられることのない美しさにこそ

この記事のみを表示するLes Miserables

映画

映画 『レ・ミゼラブル』 を観に行った。

よく知っている物語だから良いものの、
ストーリー展開が早くて、シーンや歌の余韻に
浸る暇が無い。
舞台で見ればこのスピードでも臨場感が
沸くのだろうか?
特にジャベールが自ら死を選ぶところとか
歌は良いのだが、心境の変化が見えづらくて
なかなか迫ってこないように感じた。

しかし、ジャン・バルジャン役のヒュー・ジャックマンと
フォンテーヌ役のアン・ハサウェイには演じる
覚悟のようなものを感じたし、エポニーヌ役の
サマンサ・パークスも素晴らしかった。
ジャベールはラッセル・クロウが演じているが、
私の持っているジャベールのイメージは
研ぎ澄まされたナイフのような人なので、
だいぶ違和感。ラッセル・クロウには大して恐怖を
感じないから。
(迫ってこないのはそのせいもあるのかも)

ヴィクトル・ユーゴーの小説「あゝ無情」は子供の頃に
読んだきりだが、今読んだらもっと面白いかもしれない
と感じた。歴史的背景も今なら少しは分かるし、世間と
いう大人の世界も今なら理解出来るから。

映像が素晴らしいので、映画館で見るのがオススメ。