猫とワタシ

PEARLの日記

今日はどんなうれしいことを発見するかしら?

この記事のみを表示する『ジゼル』 英国ロイヤル・バレエ団

バレエ

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(プログラムより)

ジゼル: ローレンス・カスバートソン
アルブレヒト: フェデリコ・ボネッリ
ヒラリオン: ベネット・ガートサイド
ミルタ: 小林ひかる


二幕が本当に素晴らしかった。
途中不覚にも泣けてきたから自分でもびっくり。
ローレンス・カスバートソンは地味な感じなのだけれど、
ウィリになるとジゼルに唯一残された愛でアルブレヒトを
守ろうとする心情が切実に伝わってくるようだった。
完璧なバランスを誇るテクニックも言うこと無し。
高いシャンジュマンやカトルは見ていて気持ちがいい。
重心が高くて伸びやかな踊りはコジョカルを観ている時の
気持ち良さに似ていると思った。

一幕ではバチルドが登場するなり気まぐれで我儘放題で
嫌な女の典型的な雰囲気をぷんぷんさせており、その後の
悲劇を盛り上げていた。アルブレヒトを本当のバカじゃないの!
と思わせるに足る演技の鍵はバチルドにあったのだと思った
ぐらいである。

それにしてもピーター・ライト版のジゼルは自殺するものだと
思っていたので、どんな演出なのか楽しみにしていたのだが、
結局いつもの心臓病 + 狂喜のパターンだった。プログラムにも
自殺すると書いてあるのだが、途中で変えたのかしら。

第二幕の序盤
、ミルタのソロで白いベールがジゼルのお墓の前に
フワーッと落ちるハプニングがあった。

ジゼルのお墓は舞台の後方に有り、これからウィリたちと踊る場面に
入って行くところだったので、明らかにそのままに
しておけない状況である。
小林さん、どうするかなと固唾を飲んで見守っていたが、氷の表情を
崩すことはなく、後ろに下がって行った時に
屈んでさりげなく拾い上げ、
まるでジュディ・オングみたいに
片手にベールを美しく下げたまま
しばらく踊り、袖にはけて行った。

さすがというかお見事。動じないミルタそのものであった。

ウィリがアラベスクで交差するところの演出は東京バレエ団の方が好み
かなぁ。
それからウィリのお化粧も気になった。場面が暗いからあのような
お化粧をするのだろうか。日本人的感覚だと幽霊なのだから、
血の気が無いような薄化粧で良いと思うのだが、真っ赤な口紅に
濃いチーク。西洋の幽霊はあれでいいのかな?と不思議に思った。
まぁ、そんなことはその後の一糸乱れぬ踊りのお陰ですっかり
気にならなくなったのだが。

とても久し振りに観たジゼルの全幕。
やっぱり好き。毎度何かしらの発見が有って面白い。
古典作品で一番好きかもしれない。


東京文化会館
1階12列26番




この記事のみを表示する英国ロイヤル・バレエ団 『ロミオとジュリエット』

バレエ

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(プログラムより)

ジュリエット: サラ・ラム
ロミオ: ワディム・ムンタギロフ
マキューシオ: アクリ瑠嘉
ティボルト: トーマス・ホワイトヘッド
ベンヴォーリオ: ジェームズ・ヘイ
パリス: 平野亮一

友人一押しのギャリー・エイヴィスがティボルトの日に
当たらず残念。
サラ・ラムの可愛らしいことこの上無し。
ムンタギロフのロミオは素朴で純粋な感じ。
平野さんのパリスは微妙。

それにしても最近の私の傾向として大好きなバレエを
観ても一向に感動しなくなってしまった。
だんだんそうなってきているのは自覚していたが、ギエムが
引退したのを機に一層酷くなった気がする。
心で観ることができていないと言うか、知識や情報や先入観で
いっぱいの頭だけで舞台を観ている感覚がある。
心で観たいのに心が前に出て来ない。
いいものを観ているはずなのに、満たされない。
きれいだな、上手だな、美しいなと確かに思うけれど、それ止まり。
けれど、そういう観る側の勝手な妄想をさえも打ち破るようにして
心に突き刺さり、ただただ感動せざるを得ないようなバレエも
何度も観てきた。それはとても貴重で幸運なことなのかもしれない
けれど、そういう舞台を再び観てみたい。
見せる方はプロだけど、観る側も化学反応できるようにして
おかないといけない。
私自身の問題なのだけれど、どうしたものかしら。
とりあえず、週末のジゼルは期待しよう。


東京文化会館
1階6列18番






この記事のみを表示する和の文様

手紙

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和の文様シリーズ第一集の切手発売日だったので
京橋郵便局へ。
今回は切手のデザインがいろいろな葉書に合わせやすく、
いつもより沢山マキシカードを作成。全て手紙を書いて
投函してきた。
個人的には機械印の「ゆう」のデザインが嬉しい。




この記事のみを表示するYundi Piano Recital

音楽

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ユンディ・リのピアノ・リサイタル。

<プログラム>

ショパン: バラード [全4曲]

ショパン: 24の前奏曲 [全曲]

(アンコール)

ショパン: 夜想曲 第2番

任光(王建中 編曲): 彩雲追月

ショパン: アンダンテ・スピアナート


とてもロマンチックで、後半になるに連れて
熱を帯びていくような演奏だった。
耳がシアワセ。

このプログラムだと、どうしてもノイマイヤーの「椿姫」が
勝手に脳内再生される。
帰宅後、どうしても見たくなってアニエスとステファンの
DVDを鑑賞。

バラード 第1番 (黒のパ・ド・ドゥ)
前奏曲 第15番 雨だれ (別れのシーン)
前奏曲 第17番 (デュバル氏とマルグリットのシーン)
アンダンテ・スピアナート (マノンのシーン)

これらを今日ユンディ・リの生ピアノで聴いたのだと
思うと感無量。
一番好きな白のパ・ド・ドゥのソナタもいつかユンディ・リの
ピアノで聴いてみたいというのが私の夢。


所沢ミューズ アークホール
1階11列21番





この記事のみを表示するペザンド パ・ド・ドゥ

バレエ

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最近立て続けにお世話になった表参道の小さなお花屋さん
わりと渋い色のお花を揃えていて出来上がりが大人っぽくなる。
「場所柄こういう色味が好まれるのですよ」

今日は友人のバレエの発表会。
このブーケみたいにやさしい笑顔で本当に楽しそうに踊っていた。
頑張ってるなぁ。
何だか見ているこちらが励まされちゃった。



この記事のみを表示する広重ビビッド

アート

サントリー美術館で開催中の「広重ビビッド」を観る。
会期が終りに近付いているので平日の昼間でも
混雑していたが、充実の展示で見応えがあった。
広重の切手はいくつか持っているので、原画を見る
という意味でもとても面白かった。

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サントリー美術館、大好きなのだが、ロケーションが最高。
同じフロアーに郵便局があるところが◎。
ミュージアムショップで葉書を買って、
隣の不室屋であんみつを食べながらお手紙を書き、
同柄の切手を貼って、
「風景印お願いしま~す♪」
動線に無駄が無い。

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広重展を薦めてくれた友達には「堀切の花菖蒲」の葉書と切手で。
季節もバッチリ!
この上なく自己満足したお陰で私自身とても良い気分。



この記事のみを表示する五嶋みどり & Young Artists ICEP報告コンサート

音楽

160408ミュージックシェアリングICEP

<プログラム>

ドヴォルザーク 弦楽四重奏曲 断章 ヘ長調 B. 120

シュニトケ 弦楽三重奏曲

モーツァルト ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲ト長調 K. 423

メンデルスゾーン 弦楽四重奏曲第6番ヘ短調 Op. 80


五嶋みどりさんが続けていらっしゃるミュージックシェアリングの活動は
もう20年にもなるのか。継続して地道に確実に活動されている姿が
とても真摯でこちらの背筋も伸びるような心持ちになる。
自分を厳しく律して裏でどれだけの努力をされていることだろう。
それは紛れも無くヴァイオリンの音色にも表れていて、緻密で繊細な
音色はいつもながら胸を打つものだ。
今日のコンサートも素晴らしくて、どの曲もじっくり聴き入ってしまった。
2曲目の後に活動報告があり、その後に久石譲さんがみどりさんの
為に作曲した「MIDORI Song.」が演奏された。客席には久石氏
御本人がいらっしゃって、演奏後に壇上に上がるという一幕も。
前から2番目の席だったこともあり、カルテットの息遣いまではっきりと
分かる位置。奏でられる美しい音のシャワーを浴びた気分である。

王子ホール
B列14番



この記事のみを表示するビビビ!

日記

お財布が薄汚れてきたので、ここ数ヶ月新しいのをずっと
探していた。
今度は使いやすいガマ口にして、必要最小限の現金だけ
持ち歩く癖をつけようと思ったのだが、案の定妥協出来ない
拘りのせいで、納得出来るガマ口には容易く出会わせては
もらえない。
しかし、今日まさに「これは!」という代物とバッチリ目が合った。

やっと会えた!嬉しい。


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妥協出来ないせいで5年以上も探し続けることになった
腕時計の二の舞になったらどうしようかと思ったが、
比較的早く出会えて良かった、良かった。



この記事のみを表示する合唱のコンサート

音楽

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O倉時代の先輩の合唱のコンサートへ行く。
大人になってから合唱を楽しんでいる友達は何人か
いるけれど、コンサートを聞きに行くたびに生き生きと
歌っている姿が印象的で、見ているこちら迄良い気分に
させられるものだ。

何だか高校の時の合唱コンクールを思い出しちゃった。
私が通っていた高校は中高一貫の私立校で毎年
合唱コンクールをやっていて、6年生(高校3年生)の
合唱曲だけはハレルヤコーラスと決まっていた。
下級生の頃は6年生になるとこんな凄い曲が歌えるんだと
憧れを持って聞き惚れ、いざ自分が6年生になった時、
機は熟したとばかりに歌えたことがとても嬉しかったっけ。
クラスごとにも歌うけれど、最後の最後に6年生全員で
大合唱するのも魅力だった。あぁ、懐かしや。
確か実家に行けばレコードがあるはずなのだが、
仮に見つかったとしてもプレーヤーが無いや・・・
失われた時代を感じるけれどいいもんね、
思い出は心の中に。




この記事のみを表示する旅路の果て

手紙

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作品解説。
聞いて、私の拘り。

今回のテーマは「旅」ということで・・・

<葉書>

江戸時代に描かれた伊藤若冲の「果蔬涅槃図」。
涅槃図は言わずと知れたお釈迦様が入滅した時の様子を描いた
ものであるが、この絵は若冲がお釈迦様を大根に見立て、涅槃図に
登場する全ての人物を野菜に置き換えて描いた水墨画である。
野菜に置き換えられているせいか、私はこの絵を見ると亡くなった
悲しみよりも人生の旅は終わり、新たな旅が始まるという喜びの方が
強く伝わってくるようにいつも思う。

<消印>

私が住んでいる練馬の郵便局の風景印。
練馬大根が寝そべっているこの風景印を初めて見た時、
「若冲の野菜涅槃図にある大根みたいに寝そべっているわ」
と思ったことをはっきりと覚えていたことが、今回の作品のひらめきに
繋がった。
もう一つのモチーフである白山神社のけやきの大木は、とても厳かな
様子をしている。平安時代からそこに在るというだけで纏う空気が同じ
とは思えない様子が実物を見た時に強く印象に印象に残った。
このけやきは平安時代から平成へ時間を「旅」している。
さらにもう一つのモチーフになっているとしまえんのメリーゴーランドは
現存する世界最古のものだ。ドイツ生まれ、ヨーロッパ各地を巡業した後
アメリカを経て日本へ。まさに「旅」。

<切手>

一番拘りが薄い。
大根の切手がそもそもこれしか無く、探せばもしかすると存在するのかも
しれないが、これだけはこじ付けたくても流石に「旅」へは繋がらず
大根繋がりで。
もう少し風情のある大根の切手だと良かったなぁ。
風情有る大根の切手は今後探してみようと思う。
今度ロータスさんに行ったら聞いてみよう。