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猫とワタシ

PEARLの日記

日々の何げない事柄に潜む、讃えられることのない美しさにこそ

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マキシマムカード 「理化学研究所創立100周年」





この記事のみを表示する美術と植物と日本食

日記

ポーランドから友人とそのお母さまが
来日し、3人で会うことになった。
友人は日本語がペラペラだが、
お母さまはポーランド語のみ。
日本に来るのも初めてとのことだった。
友人は東京の観光地は私よりも詳しい
ぐらいだし、どこへお連れしようかと
考えた挙句にお母さまが美術や植物好きと
聞いて、ぴったりの展覧会をやっている
ではないかと山種美術館へ行くことにした。
その展覧会が
花・flower・華 ー 琳派から現代へ ー」展。
これはなかなか素晴らしい展示だった。
私的には

この切手や

IMG_3745.jpg

この切手の


IMG_3750.jpg

元になっている絵画をじっくりと
堪能することが出来て何より。

そして何と言っても今回の目玉である
田能村直入の「百花」は本当に美しくて
3人でうっとりと見入ってしまうのだった。


img170216.png

お母さまは花の名前にお詳しく、
しかも英語名をポーランド語読みする
感じなので、不思議とおっしゃっている
ことも分かるし、花の名前を介して
お互いにコミュニケーションを取るのは
楽しかった。

鑑賞後は併設されているカフェで一休み。
お抹茶と和菓子のセットに挑戦すると
言うので、3人で違うお菓子を選んで
シェアすることにした。
このカフェでは展示されている内容に
沿った和菓子が食べられるので
今回はお花のイメージ。

牡丹。




泰山木。



紫陽花。



見目麗しいお菓子に感激の様子。
抹茶も全然問題ないようだった。

お昼ごはんは日本食が良いか
他のものが良いかと聞くと、
断然日本食が食べたいと言う。
ポーランドで食べたうどんが
美味しかったから日本でも
食べてみたいとのこと、
うどん山長」へお連れした。
川沿の建物で窓から新緑を臨める
いい感じのお店である。
お母さまはお箸使いに難アリと
言っていたが、全然問題なく
スルスルと召し上がっていて
天ぷらうどんを完食。
友人によると、突然箸を使うのが
上手になっている!とのこと。
うどんも美味しかったようだし、
友達は懐かしい日本の味と言って
喜んでもらえて私も嬉しかった。

道沿いに咲いているツツジを見ては
きれい!と目を細めていらっしゃるので
その後、根津神社へお連れしたのだが、
残念ながら一部のツツジをのぞいて
ほとんど終わっていた。
けれど神社自体にとても興味津々で
面白かったようなので私は案内人として
ホッと胸をなでおろしたのであった。

またクラクフにも遊びに行きたいものだ。
そう言うとお母さまが、
「その時は特製チョコレートケーキを
作って待ってるわね。」
と約束してくださった。
今度はちゃんと挨拶ぐらいポーランド語で
できるようにしていこう。
本当は今日も挨拶したかったのだが、
グーグル翻訳で音声を聴いたら
発音が難しすぎて話せる気が
全くせず、結局言えず終い。
ポーランドに行った時に唯一覚えた
dziękuję(ありがとう)だけは
言うことが出来たが、
ちゃんと通じたか
どうかは定かではない。


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小粋な手紙箱 #1




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マキシマムカード 「My旅切手シリーズ 第二集」』




この記事のみを表示する恩返しのかたち

日記

今年はあまりお花見らしいことはしなかった。
用事で出掛けた場所で見たぐらい。

下は千鳥ヶ淵の桜。



何となく気持ちが外へ向かなかったからなのだが、
桜の花が意外と長持ちして例年より咲き続けているので、
まるで
「見に来て!」
と言われているような気がしてここ数日近所の桜を
散歩がてら楽しんでいる。




お稲荷さんのところに咲いている白い桜(・・・たぶん)。
簾のようにしだれていてくぐってお参りする。


3607-R.jpg

南蔵院の見事な桜。
大木が連なっているので遠くから見ると
ちょっとした薄い桜色の小山に見える。
(この写真は小山の半分くらいしか写せていない。)

最近思うこと。
人に助けてもらえば恩返ししたい気持ちに
自然となるものだが、恩返しの仕方について
考えさせられる。
してもらった当人にお返しすることが出来れば
一番良いかもしれないけれど、それに見合う
鶴の恩返しみたいなことは、なかなか出来ないものだ。

いつも全然足りていない。

という気持ちにさせられる。
だいたい、私を助けてくれる人の殆どは
お返しを望んで何かをしてくれている
わけではない(と思う)。
私のために良いと思うから、良いと思う事が
自分にはできるからしてくれるのであって、
もしかすると「私のため」という前提すら
ないかもしれない。
そういう人たちに対してできるお返しは
心からのお礼の言葉ぐらいだろうか。
だとすれば、本当の恩返しというものは、
私が出来ること、得意なことを、
してくれた人に対してではなくて、
それを必要としている人に対して行うこと、
なのではないかな、と思う。
自分の行いが、自分の意志とは関係なく
誰かにしてもらったことの恩返しに
なっているのかもしれないと思えば、
行動することの意味はまた深くなり、
その姿勢も変わってくるに違いない。





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ツバキ文具店



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初めての郵頼




この記事のみを表示する言葉の真髄

日記

「ありがとう」という言葉は日本語の中でも
一番好んで口にされる言葉だろう。
何かしてもらったら「ありがとう」、
間違ったことをしたら「ごめんなさい」。
人生のかなり初めの方で教わる言葉でもある。

それに異論を唱えるつもりは毛頭ないのだが、
なんというか今の世の中、”ありがとう”を
乱発しすぎじゃない?と時々思う。
大して感謝の気持ちがあるわけでもないのに
「ありがとう」と言われること、もしくは
言うことにずーっと違和感がある。
「ありがとう」を言えば丸く治るでしょ、
言われたら気分がいいでしょ、
的な使い方がいやなのである。

昔「水は答えを知っている」という本が
流行ったことがあった。
水に「ありがとう」と「ばかやろう」という
二つの言葉を聞かせて結晶化させると、
「ありがとう」を聞かせた水の結晶は美しく、
「ばかやろう」を聞かせた水の結晶は醜く
出来上がるというものだ。
人の体は水分が占める割合が多いので、
「ありがとう」と言う感謝の気持ちをいつも
持っていれば言葉の波動が作用して体は清く
健康でいられる、と言うような内容だった。
これを初めて読んだ時、素直にいい話だなと
思った。その通りであるなら世の中はもっと
良くなるはずだと。
一方で色々疑問も湧いた。
例えば「ばかやろう」という気持ちで
「ありがとう」と言ったらどうなるのか、
とかね。
言葉の裏にある感情はどう響くのか、
それについてはその本は触れていなかった。

ちなみにこの時、私は「ばかやろう」という
気持ちで「ありがとう」と口にすることを
実際にやってみたのだが、これが意外と
難儀だった。
「ばかやろう」の気持ちは結構頑張らなくては
「ありがとう」に上書きされてしまうのである。
「ありがとう」の言葉は想像以上にパワフルで
その力は「ばかやろう」をはるかに上回っている
ように思えた。

楽しくない時に、「楽しい、楽しい」と
何度も唱えるといつの間にか楽しい気分に
なっているとか、感情面ではこのようなことが
有り得ることも知っている。
言葉が脳に作用しているからであろう。
けれど、私はこれにもいつも何となく
反発心を覚えるのである。
私としては言葉は本心を伝えるために
使うものであって欲しいのだ。

ずーっと前、「初めてのおつかい」という
テレビ番組を見ていたら、お母さんが
ちゃんと「ありがとう」を言うようにと必死に
躾けても、なかなか言わなくて困っている、
という男の子がおつかいに出る回だった。
道中、子供ではどうにもできないような
ハプニングが次々と起こり、結構大変な
目に会ってしまう。
途方に暮れ、大泣きしている時に手を
差し伸べてくれた男性がいて、その人の
おかげでなんとか窮地を脱するのであるが、
別れの時、男の子は心の底から
感謝の気持ちを込めて
「ありがとう」
と言うのである。
その流れがとても自然で、私は本当の
「ありがとう」とはこういうものよね、
と思ったものだ。
誰かに強制的に言わされるのではなく、
心底感謝の気持ちが湧いた時、初めて
口から出る言葉。
誰がどう見ても嘘偽りのない
「ありがとう」。
あの子の気持ちをこれほど正しく伝える
言葉は無いなぁ、と私はすっかり
感じ入ってしまったのだった。

大人の世界になれば、うわべの言葉が
飛び交うのはある程度仕方が無いとしても、
基本的に言葉を軽々しく扱わないように
気を付けたいと思う。
先日亡くなった大岡信さんの「言葉の力」を
友人がSNSにリンクを上げていたのを読み、
その文章が胸に沁みて泣きたいような
気持ちになった。
私はどちらかと言えば、言葉に対しては
大岡信さんの言うところの桜の花びらの
心持ちで生きていきたいと思う。

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この記事のみを表示する不信 ~ 彼女が嘘をつく理由

日記

fushin_245.jpg

『不信 〜彼女が嘘をつく理由』を観劇。
友人から譲り受けたチケットだったのだが
なんとかぶりつきの席。
ステージは空間の真ん中にあって両側が
客席という状態。
登場人物は4人。
巧みなお芝居で退屈とは無縁。
4人が着ている衣装がそれぞれにとても
良くて、どこかに売ってないかしら?
と思ったり。
最初はテレビでいつも見ている人たちが
手が届きそうなほど近くにいることが
珍しかったが、気付くとすっかりその世界に
引き込まれて、まるで自分もその中にいるかの
ようだった。
最後に謎は解けるものの、なんとなく
狐につままれたような気分。
面白かった。


東京芸術劇場 シアターイースト
o列9番